TOEIC300点からの大逆転。英語リスニング力を鍛え直す練習法 | Sirius@web  

2016年3月5日土曜日

TOEIC300点からの大逆転。英語リスニング力を鍛え直す練習法

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英会話では相手の言葉が聞き取れないと話になりません。そのためTOEICに限らず英語の試験には必ずリスニングパートがあります。しかしこのリスニングパートが苦手という方は少なくないと思います。僕も最初はリスニングが全然できなかったので、これまでいろいろな練習法を試してきました。

英語のリスニング力は短期間で簡単に向上するものではありませんが、地道に練習を続けた結果、最初はトータルで300点台だったTOEICスコアが、リスニングパートだけで490点になりました。練習の効果が現れたと言って良いと思います。

今回は「TOEIC300点からの大逆転」企画の第二弾として、リスニング力を鍛える練習法と初級者向けのおすすめ書籍を紹介します。



基礎

発音を覚える

正しい発音を覚えることはリスニング力と密接な関係があります。たとえば、Apple の発音が「 アップル」だと認識していると、Apple を正しく聞き取ることができません。極端な例で説明すると、誰かに突然「エプー」と言われても何のことか分かりません。自分が認識している音と一致しないからです。英語の Apple は「アップル」でも「エプー」でもなくカタカナでは表現できない音ですので、正しい音を知らないと聞き取れません。

子供の頃から英語圏で生活していれば自然に身につくことですが、大人になってから英語を覚える人にとっては、意識して聞き分けようとしないと英語の音の違いは分かりません。英語には日本語にはない音がたくさんあり、日本人に英語が聞き取りにくい理由の1つはそれらの音を知らないことにあります。


初級者向けおすすめ書籍

4816327150CD付き英語の発音が正しくなる本
鷲見 由理
ナツメ社 2000-01

Amazonレビュー:☆4.5

本を読んだだけで発音が正しくなるわけではありませんが、まずはCDを聞きながら発音記号の読み方を覚えてください。たとえば she と see は違う音ですが、この違いをカタカナで説明することはできないので発音記号を使うしかありません。自分で音の出し方を練習するとさらに違いが分かりやすくなります。いろいろな音を知ることがリスニング練習の第一歩です。

短文を覚える

英語のリスニングは、単語を1つ1つ聞き取って頭の中で組み立てるものではありません。もっと大きなまとまりごとに聞き取り、瞬時に理解する必要があります。そのためには、短文をたくさん覚えておくことが効果的です。耳から入ってくる音と、頭に蓄積している短文を一致させて理解するのです。瞬間英作文を繰り返し練習すると短文をたくさん覚えることができます。


初級者向けおすすめ書籍

4860641345どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
森沢 洋介
ベレ出版 2006-10-25

Amazonレビュー:☆4.1

瞬間英作文は、頭に短文をたくさん蓄える効果があります。序章で説明されているルールをきちんと読んでからトレーニングしてください。

単語を覚える

音が聞き取れるようになっても知らない単語は聞き取れません。英語の単語は気が遠くなるほどたくさんありますが、まずは基本的な単語をしっかり身に付けることから始めます。単語を覚えるときは、CD付きの単語集を使って音声を聞きながら何度も音読することをお勧めします。リスニング練習と単語の暗記が同時にできて効率的だからです。

「リスニングの精度を高める方法」と聞かれて、通訳者たちが口をそろえて答えるのは、まず「語彙を増やす」ことです。数々の修羅場を潜り抜けた通訳者たちでも、「自分の知らない単語は、まず聞き取れない」と言います。(中略)つまり、リスニングのカギは語彙力にあります。

初級者向けおすすめ書籍

4010527021英単語・熟語ダイアローグ Basic1200 三訂版
秋葉 利治 森 秀夫
旺文社 2012-08-02

Amazonレビュー:☆4.2

会話形式の単語集です。CDを聞きながら音読して、単語の発音を耳と口で覚えてください。一般的な単語集は「単語と例文」の組み合わせですが、ダイアローグシリーズは会話形式なので、英会話やTOEICのPart3対策にもなります。


音読パッケージ

ここからはもっと本格的なリスニング練習法について説明します。

僕が実践しているリスニング練習法は主に音読パッケージです。音読パッケージとは、瞬間英作文シリーズでおなじみの森沢洋介氏が考案した、音読・リピーティング・シャドーイングをセットにした練習法です。

僕は基本的に、英語学習というのは自分で独自の勉強法をあみ出すよりも、先人の教えに素直に従う方が効率的だと考えています。そのため、森沢氏を始めいろいろな指導者や英語のプロが推奨する勉強法を調べて実践しています。

ここでは音読パッケージを構成する3つの練習法を紹介します。

音読

CDなどのネイティブ音声に合わせて何度も音読をします。いろいろな教材に手を出すよりも同じ教材を繰り返し利用する方が良いでしょう。何も考えずに音読するのではなく、文構造・意味を把握しながら音読すると効果的です。

実際、英語の達人たちに話を聞くと、多くの人々が「『音読』を学習の中心に据えた」と答えます。私自身も音読に出会って英語の力が驚くほどアップしたという経験の持ち主です。

リピーティング

英文を適当な長さで区切って、1フレーズ音声を聞いたら音声を一時停止して何も見ずに復唱します。フレーズを一時的に記憶する必要があるので、何度も練習しているうちに短期記憶力(リテンション)が鍛えられます。

シャドーイングが苦手な人はまずリテンションの訓練で短期記憶を高め、覚えたことを再現する力を付けていきます。


Repeating
リピーティングのイメージ
source: http://homepage3.nifty.com/mutuno/05_training/05_training01.html

シャドーイング

シャドーイングは通訳者も実践している練習法です。リピーティングのように音声を区切るのではなく、音声を聞きながら少し遅れて復唱します。単に聞こえた音を繰り返すのではなく、意味を理解しながら繰り返すことが重要です。

発音やイントネーションをできるだけ真似することで、発音が上達してリスニング力も向上します。最初からうまくはできませんが、何度も繰り返し練習しているうちにできるようになります。

Shadowing
シャドーイングのイメージ
source: http://homepage3.nifty.com/mutuno/05_training/05_training01.html


初級者向けおすすめ書籍

4860642465みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)
森沢 洋介
ベレ出版 2009-11-20

Amazonレビュー:☆4.0

音読パッケージトレーニングは、リスニング力アップに非常に効果的です。きちんと序章で説明されているルールに従ってトレーニングします。音読パッケージシリーズには中級・上級レベルもありますが、まずは初級者向けの教材を徹底的に繰り返してください。たくさん英文を読むことになるので、リーディング力もアップします。


477002746X英会話・ぜったい・音読 【入門編】—英語の基礎回路を作る本
国弘 正雄 千田 潤一 久保野 雅史
講談社インターナショナル 2001-04-05

Amazonレビュー:☆4.3

英会話・ぜったい・音読シリーズは、入門編が中1、中2レベル、標準編が中3レベル、挑戦編が高1レベルになっています。自分の英語力に合わせて適切な教材が利用しやすいと思います。


TOEICに向けて

ここまではTOEICに限定せずに、英語リスニングの練習法を説明しました。次はTOEICの対策について少しお話しします。TOEICに興味がない方は読み飛ばしても大丈夫です。

試験中は1秒も無駄にできません。各Partの開始前には数十秒間のディレクション(音声)が流されますので、その間に選択肢をどんどん先読みする必要があります。ディレクションの時間は毎回決まっていますので、普段から問題集を利用して、各Partのディレクション中に何問先読みできるか調べておきます。

たとえば、Part2のディレクション中には12問、Part3のディレクション中には8問といった具合に、どこまで先読みできるかを把握しておきます。そして試験当日は、ディレクション中に一気にそこまで読んでしまいます。「ディレクションは○秒だから」などと時計をちらちら見ていては集中できません。秒数ではなく問題数を目安にして先読みします。

これはぶっつけ本番ではできませんので、問題集を使った日頃のトレーニングが必要です。


初級者向けおすすめ書籍
4906033423TOEICテスト公式プラクティス リスニング編
Educational Testing Service
国際ビジネスコミュニケーション協会 2011-01

Amazonレビュー:☆4.4

この問題集は実際の試験よりも易しめですので、まずはここから始めると良いでしょう。問題を解いて終わりでは何も身につきません。答え合わせが終わったら、CDを利用して音読・リピーティング・シャドーイングをするとリスニング力がアップします。


読めない英語は聞き取れない

今回は初級者向けのリスニング練習法を紹介しました。音読パッケージの練習はかなり大変ですが、確実にリスニング力が伸びるのでぜひ試してみてください。僕がTOEIC950点を取得した頃は主に「音読パッケージ中級レベル」やニュースサイトの音声を使って練習をしていました。

リスニングの基本は頭に蓄えている英文と耳から入ってくる音を一致させる作業ですが、読んでも分からない英文はもちろん聞いても分かりません。そのため、リスニング学習と並行してリーディング学習も進める必要があります。リーディング学習については「TOEIC300点からの大逆転。英語の読み方が身につく本まとめ」をご参照ください。


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