確定申告で毎年10万円!個人事業主に日商簿記3級は必要か? | Sirius@web  

2016年1月24日日曜日

確定申告で毎年10万円!個人事業主に日商簿記3級は必要か?

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個人事業主が避けて通れないものの1つに確定申告があります。確定申告をするには一年分の帳簿を用意しなければなりませんが、帳簿は簿記(青色申告の場合は複式簿記)というルールに従って記帳する必要があります。お金に余裕があればすべて税理士に依頼することもできますが、できれば自分で記帳や確定申告をして節約したいものです。

簿記に関する有名な技能検定に日商簿記3級がありますが、これは個人事業主にとって取得すべき資格なのでしょうか。今回は日商簿記3級の必要性について考えます。



簿記(複式簿記)とは
簿記とは、企業の様々な経済活動を一定のルールに従って会計帳簿に記録し、さらにその会計帳簿に基づいて財務諸表を作成するまでの一連の流れのことをいいます。 なお簿記には複式簿記と単式簿記とがあり、通常簿記といった場合には複式簿記を指します。

簿記(複式簿記)を覚えるメリット

自分で青色申告ができる

確定申告には白色申告と青色申告があります。複式簿記を覚えると自分で青色申告ができ、65万円の青色申告特別控除が受けられます。つまり、白色申告よりも所得税と住民税の負担が軽くなります。人にもよりますが、およそ10万円は安くなります。10万円もあれば、家族で旅行に出かけたり新しいPCを購入したりもできますね。一度複式簿記を覚えてしまえばこの控除が毎年受けられるのです。
また青色申告では、赤字を翌年以降最高3年間の所得から差し引くことができます。たとえば、今年100万円の赤字となった場合、来年以降3年間の所得から100万円を差し引くことができて、そのぶん税金が安くなります。

安いソフトが選択できる

簿記に詳しくなくても簡単に使えるクラウドサービスもありますが、毎月(または毎年)利用料を払い続ける必要があります。複式簿記を覚えれば、使用できるソフトの選択肢が広がります。僕が現在使っているのは、2014年に6000円で購入した「やるぞ!青色申告」というソフトで、今年(2016年)も引き続き使用するつもりです。つまり、3年間で6000円の出費ということになります。一方、クラウドサービスを3年間利用すると数万円の出費になります。

白色申告にも記帳義務

白色申告の場合、2013年度までは記帳義務の対象が限定されていましたが、2014年度からは白色申告者にも記帳義務保存義務があります。白色申告では単式簿記という簡単な記帳方法を使用しますが、どうせ記帳するのなら複式簿記を覚えて青色申告をしても労力はそれほど変わりません。

でも、覚えるのに時間がかかるし大変そう……

1〜3カ月あれば大丈夫

日商簿記3級は通常1〜3カ月程度の学習で取得できます。また、本当に必要なものは資格自体ではなく簿記3級レベルの知識です。実務に必要な所だけを学習すれば、さらに短期間で身につくでしょう。

大変な処理はソフトまかせ

日商簿記3級の試験で大変なことは、ひたすら電卓を叩いて計算したり、試算表や財務諸表を自分で作成したりする作業です。しかし実務ではPCソフトを使用するため、これらは自動的に処理されます。ソフトが何をしているのかを理解し、作成した書類の数字がおかしくないかを自分で確認できれば良いのです。

日商簿記3級は必ずしも必要ではないが、知識は欲しい

さて、簿記の知識が無くても、青色申告用のPCソフトを使えば、青色申告が出来ると考えている人もいるようです。
でも、それは違います。
PCソフトを使えば手続きは簡単になりますが、原理を理解していないと使うことは出来ないはずです。
PCソフトを使うにしても、日商簿記3級程度の知識は必要だと考えておいて下さい。

実務に必要な所だけ学習すると良いと説明しましたが、その学習に適しているのが日商簿記3級のテキストです。日商簿記3級のテキストには基礎的な事項が一通り網羅されているため、1冊読めば複式簿記の基礎が身につきます。資格を取得する場合もそうでない場合も、日商簿記3級のテキストは個人事業主の良い参考書になるでしょう。ちなみに僕は日商簿記2級と3級を取得しましたが、個人事業主では2級レベルの知識はまず必要ないと思います。


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